先週の日曜日、大阪のアメ村で26歳の写真家と会いました。
JUNYA S-STEADYさんです。
彼は、クラブで出会った人たちの笑顔を撮り続けています。
その写真展が、ありました。
たくさんの男性や女性や人種をこえて、最高の笑顔のポートレートが8百枚もならんでいます。
大阪、京都、神戸のクラブで、3年間かけて撮りだめてきたといいます。

ケバい女の子や、いかついBboy、きっと昼間は、いろんなことを考えたり、働いたりしてるんだろう。
そこでは話せないつらいことや、やってられないこともあるんだろう。

若いの、それが人生っちゅうもんや

などと訳知り顔で言う気はありません。
見てるだけでハッピーになるような、こんな笑顔を守るために、ぼくは働いています。
仲間たちと笑顔でいることができる場所。ささやかな居場所を守るために、ぼくたちはたたかっています。
そのことを、あらためて実感できました。

「夜中に踊らなくてもいいじゃないか」「深夜に文化なんて生まれない」
テレビでどこかのコメンテータが言っていました。
でも、たくさんの笑顔のポートレートは、圧倒的な存在感で、雄弁に反論しているようです。

JUNYA S-STEADYさんは言いました。
「カメラを向けたらみんな自然に笑顔を向けてくれます。どんなに現実が厳しくても、ここではみんな笑顔で楽しんでいる。
ダンスがダメというのは、だれも理解できません。クラブシーンが沈んだら、近隣の飲食店の売り上げまで落ちたと聞きました。
いまの法律はだれもハッピーになれません。これからも、笑顔のクラブシーンを撮り続けていきたい」

JUNYA S-STEADYさんのブログ
http://ameblo.jp/s-steady/

(writer nidlan)