【スタート1周年にあたっての声明】
大きな前進をさらに広げ引き続きがんばります。ご支援よろしくお願いします。

2013年8月1日 Let’s DANCE署名推進委員会

■スタート以来1年間、みなさんのご支援で大きな連帯が

 ご支援いただいたみなさん。
 Let’s DANCE!署名が昨年5月29日にスタートして、まる1年間が経過しました。
 この間、「ダンス規制法」の見直しを求める請願署名への賛同は15万人をこえ、呼びかけ13氏・賛同208氏らジャンルをこえたミュージシャン、DJ、文化人が署名への賛意を示していただきました。さまざまなダンスシーンでの共感も広がっています。110人の法律家による「法律家の会」も発足しました。こうしたなかで、今年5月20日には、衆参の国会議員数十人により「ダンス文化推進議員連盟」が結成されました。
 ご支援いただいたみなさん。
 この1年間にお寄せいただいた、みなさんの声が、政治や行政を動かそうとしています。
 あらためて、この1年間、暑い夏も、厳寒の冬も、音楽イベントや街角や駅前やお店のカウンターごしに、請願署名を訴え、ご支援いただいたみなさまに、心よりお礼を申し上げます。

■世論の後押しが大きな財産に

 「ダンスをさせる営業がどうして規制されるのか」というシンプルな思いからスタートした運動でした。
 「ダンスしたことがないけど、おかしなルールは変えないとね」と署名を集めてくださった80代の女性、「子どもがダンススクールに行ってます。ダンスさせるのがダメって変。ママ友にも署名を頼みました」とお手紙を寄せて下さった若いお母さん──ダンスをする人もしない人も、「時代に合わないルールは変えていこう」というたくさんの熱い思いが広がりました。
 超党派の国会議員による「ダンス文化推進議員連盟」は、関係者からのヒアリングを重ね、ルールの見直しをふくめた検討をすすめていただいています。
 1年間でこれだけの広がりが生まれるとは、だれも予想できませんでした。請願署名に込めたみなさんの思いや、ご支援があったからこそだと確信しています。みなさんのご支援こそ、私たちのかけがえのない財産です。

■引き続き第2次請願へのご協力を

 ご支援いただいたみなさん
 先に閉会した183国会において、私たちが提出した15万人の「ダンス規制の見直しを求める請願署名」は、衆議院については、委員会で審査されましたが採択に至りませんでした。参議院では、首相問責決議が可決された影響で、委員会が流会し、審査に至りませんでした。なお、当請願を含め衆議院には200件、参議院には267件の請願が提出されましたが、183国会で採択された請願は、わずか5件だけでした。国民の請願にたいし、十分な審議を尽くされることを、今後あわせて求めていきたいと思います。
 183国会への提出をもって15万の請願署名は、その役割を終えています。今後も国会に向けて、第2次の請願署名を提出します。法改正へのタイムテーブルにより期限は未定ですが、昨年来、ご署名いただいたみなさんの昨年を上回るご支援を心からお願いいたします。

■見直しに向け引き続きがんばります

 1年間の運動を通じて、ご支援とともにさまざまなおしかりや疑問もお寄せいただきました。
 なかでも、「ダンス規制を撤廃したら夜の街が無法状態になるのでは」という地域のみなさんからの声です。
 私たちは、ダンスや文化的な営み、親交を深めあいリフレッシュするスペースから、暴力やドラッグなどを根絶すべきだと考えます。「安心・安全で活気あるまちづくり」という一点で、地域や他業種のみなさまとの対話や協働は、いまこそ大切です。そのためにも、「ダンス営業の規制」ではなく、暴力や騒音を防止する個別法規による取り締まりこそ必要ではないでしょうか。
 事業者やユーザーが、地域社会の一員として、地域のみなさんとの対話やまちづくりの協働を通じ、信頼関係を醸成すること、そのなかで「安心・安全で活気あるまちづくり」をすすめる動きが各地で広がっています。
 引き続き、関係省庁や国会議員のみなさまをふくめ、だれもが納得していただける対案を示しつつ、さらに大きな運動として、「ダンス営業規制の見直し」という一点の実現をめざし、がんばる決意です。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。 以上